ワールドカップ ベスト4 その1


オランダ3−2ウルグアイ
ファンブロンクホルスト(前18分)
フォルラン(前41分)
スナイデル(後25分)
ロッベン(後28分)
ペレイラ(後47分)


序盤は一見オランダ、でもウルグアイの方が得点の匂いがするようなゲーム。
カウンター狙いのウルグアイ。早いうちにポゼッションを高めてリズムに乗りたいオランダ。ある程度双方の意図通りの試合だったのかもしれない。


そんな中、圧巻のジオ・ファンブロンクホルストの数年に一度決めるかどうかのミドルが炸裂。
あれしか無いというコース。
やはり今大会のオランダにはツキがある。


ポゼッション的にはかなり劣勢だったウルグアイだが、フォルランにたまにボールが入ると面白味が出てくる。
そしてフォルランが少し下がった位置で貰うとワンフェイント入れてミドルシュート。これも圧巻だった。
今大会のフォルランは凄まじいプレーの連発。もう一人、フォルランの負担を軽くしてくれる選手が居れば・・・やっぱりスアレスの欠場は痛かった。


オランダはファンペルシーの調子がいまいちだからか、形が全然出来ず。文句ばっかりのファンペルシ―はそろそろカイトに「お前は要らない」宣言されても良い頃なんじゃないかと思う。
後半はじめからファンデルファールトを投入するもやはり流れが変わらず。

しかし今大会ツキがあるスネイデルオフサイドもどきの怪しげなミドルが決まった辺りから、オランダが徐々に本来の形を作り始める。
縦に狭く、横にはワイドに。速くて強いパスが生まれ始めた。
ロッベンの追加点も、その後に連発したチャンスもオランダらしいものだった。
この後半のオランダとドイツがぶつかれば面白そうだ。


完全に消えかけたウルグアイだが、その後一点返し、最後に大反撃。
最後の最後までもしかして・・・の気迫漂うウルグアイは、今大会最高のサプライズ国だけあった。



試合は凡戦だが熱戦。
そして沢山のファインゴールが印象的な試合。
負けないオランダは大会に入り得点力までつけてきた、だけどこのチームを1点に抑えたチームがあるんですよねー。