ワールドカップ 9日目 善戦

オランダ1−0日本
スナイデル(後8分)

悪くなかったと思う。
オランダ相手に善戦出来ただけでも文句は無い・・・はずなんだけど、より上を望むのが欲望あふれる人間のサガです。
ハッキリ言って勝ちもあり得た試合。

本田の溜めから左右の松井・大久保が走るサッカーはオランダ相手にも効果的だった。
本田は完全に狙われていた分、活躍は出来ずとも充分にキープも1タッチでのボール捌きも出来ていた印象。

スネイデルのシュートは止めて欲しいけど仕方ない。
むしろ川島が防いだ点が2点ほどあるので良くやった部類。

交代選手があまりにもあまりだった。
あれだけが返す返すも残念。本人も、起用した監督に対しても。


デンマーク2−1カメルーン
エトオ(前10分)
ベントナー(前33分)
ロンメダール(後16分)

そのままでも充分楽しめたが、日本と言う指針があると更に面白い。
まず、エトオがやっぱり凄かった事。それプラス、デンマーク戦のエリアを考えると、今の長友が相当素晴らしい出来だとが判る。
また、デンマークが日本よりも縦の攻撃に弱い事が判る。もっとも、日本にエトオやエリアクラスのアタッカーが居る訳では無いので何とも言えないが・・・。

デンマーク−オランダ、日本−カメルーンから考えて、日本にとってはデンマークが絶望する程の相手では無い事も判る。

日本の2戦の弱点はミドルレンジでの寄せの甘さ、2戦目はスネイデルに決められたし、1戦目も危うくのシュートを許している。
デンマークは大きなポゼッションと大きなサイドチェンジからのアタックが得意。
また、ベントナーに預ける形があるが、日本はマークを絞っての守備は今大会凡そ上手くいっている。
そしてデンマークの守備がスピードに随分と苦労している事も挙げられる。
今日本で好調なのは間違いなく大久保・松井の両サイド。この2人が積極的に仕掛ける事で生まれたチャンスも数多い。
つまり日本にとってデンマークはかなり相性のいい相手と言える。

それだけで三戦目への期待は高まると言うものです。


それにしてもデンマークの攻撃は美しかった。
大好きなオルセンデンマークの、らしいサッカーが久々に見られた上、サイドチェンジからのロンメダールのゴールまで見る事が出来た。
3戦目は日本を応援するだけに、この試合を見る事が出来て良かった。



オーストラリア1−1ガーナ
ホルマン(前11分)
ギャン(PK)(後25分)

オーストラリアはツキが無い。
ドイツのトップパフォーマンスにぶつかり、2戦目はケーヒル退場。
そして3戦目はキューウェルが微妙なレッド。
キューウェルにとってはたった20分程のW杯になってしまった。