ワールドカップ 7日目 アルゼンチン本領発揮
アルゼンチン4−1韓国
OG(前16分)
イグアイン(前33分)
イ・チョンヨン(前46分)
イグアイン (後31分)
イグアイン (後35分)
ハイライト→fifa.com
韓国もまったく悪くなかったと思う。
メッシをしっかり抑え、何故かエインセのサイドを徹底的に突くカウンターを繰り返す。
何故エインセを突いていたのかは全く謎なんだけど、これがかなり功を奏していたようで、韓国のチャンスはそこから度々訪れていた。
韓国にとって恐らく予想外だったのは、アルゼンチンの球際の強さ。
これで悉く主導権を握られていた。
そしてメッシだけに頼らず機能しはじめた事も大きい。
前半はテベスが初戦のメッシの如く活動していた。
メッシを頼らないアルゼンチンも当然問題無く上手いが、韓国はメッシをフリーに出来ない。
死せる孔明、生ける仲達を走らせるかの如く、韓国DFはメッシに釣られていた。
アルゼンチンにも変化はあった。初戦で停滞を招いていたように思える不調のベロンが外れた事で、攻撃の回転が良くなった事。ベロンが停滞を招くような選手に思えないので、やはり不調だったと言う事か。
ここまでゲームを制されると、韓国唯一の狙いは効率良く点を取る事だったのだが、オウンゴールはするわビッグチャンスを逃すわで、自ら勝機を手放した印象。
最後まで戦う集団だっただけに皮肉な話だ。
ゲームを手繰り寄せたアルゼンチンは流石に鬼上手い。
とくにアグエロが入ってからは韓国DFをズタズタに裂いていた。あれは韓国がどうこうと言うレベルでは無く、恐らくどこのチームでもやられたんじゃないかと思う。
韓国サイドの人以外には、今大会一番楽しいシーンの数々だったかも。
そして結果的にイグアインがハットトリック。
頼りないシュートも多いしハッキリ言って運だけに近い。
でもその運がFWには一番必要なんですよね。
一番大事なものを持ってるFWが一番偉い。
ギリシャ2−1ナイジェリア
サルピンギディス(前44分)
トロシディス (後26分)
ウチェ(前16分)
ハイライト→fifa.com
そろそろボールに慣れてきたか、良い形がどこも増えてきた。
どちらも速攻からの得点機があったが、GKの攻守と最後の拙攻に助けられなかなか点が入らず。
後半のギリシャの速攻が跳ね返され、返す刀でナイジェリアがゴール前まで迫ったのをはじき返されるってやり取りがしょぼいのが綯い交ぜになった面白い攻防だった。
このグループの2位争いはこれですさまじく熾烈になってきた。
フランス0−2メキシコ
エルナンデス(後19分)
ブランコ(後34分)
ハイライト→fifa.com
二週目から波乱含みの今大会。
フランスもその餌食になった。
脱ジダンを掲げた今大会のフランスは結局はジダンの幻影に捉われたまま崖っぷちに立たされた。